「動かす」
〇アビリティキッズでは運動療育プログラムを導入しています。
感覚統合を整える粗大運動・視覚認知の基盤として眼球運動・ワーキングメモリの容量と集中力アップの為の運動、またこれからを集団の中で行うことによるコミュニケーション能力の育成などを目的とし多様なスポーツトレーニング種目を通して行います。
〇運動プログラムを通してSST(ソーシャルスキルトレーニング)を!
運動にはルールがありますが、アビリティキッズの運動はその中で発展していきます。新しいルールが追加されたり、まったく違う運動に変わったりと。集団になるとそのような要素が強く働きます。
- 運動のしかた
- 順番を守る、相手を待つ
- コミュニケーションを取りながら
- 足並みを揃えて
- 意図を汲み取りながら
- 表情を読みながら
〇アビリティキッズの運動の中に遊びも!
「運動あそび」という運動療育を取り入れています。アビリティキッズの運動療育は運動レクリエーションを通して楽しく体を動かして好きになってもらえる事を目的として行っています。 楽しく体を動かす事を継続することで、日常の中で必要な腕を支える力、ぶら下がる腕の力、逆さまになる感覚などを身につけ怪我をしなくなるという効果が表れてきます。
運動レクリエーションはいくつも種類があり、お子さんの状況に合わせてプログラムを組みます。一人ひとりに小さな成功体験を積むことができるよう簡単な運動からはじめ成功したとき大きく褒める事を繰り返し、そこから達成感を感じ自己肯定感へと繋がっていきます。自閉症やADHDなど発達障がいを持つ子どもは運動が苦手な子が多くいます。だからこそ運動が嫌いにならないように楽しい経験、成功体験を積み重ね達成感を大事にすることで、子どもが前向きに取り組み自信へと繋がっていくのです。
「我慢」「友達の気持ちを理解する」「順番を守る」といったような社会生活を送るための力は、育てなければ育たない力です。運動の中に取り入れる要素はただの技術習得ではなく、運動を行う際に「順番を待つ」「友達と一緒に行う」「先生がやったことを真似してみる」という社会性の部分を入れると、それがゲームのような運動あそびになり社会性に繋がります。
トレーニング紹介
コーディネーショントレーニング
コーディネーショントレーニングとは運動能力を高める訓練の一つです。 感覚の働きと体の動作を効率よく調和させ、状況にすばやく反応し、もっとも適切に体を動かすための訓練です。
コーディネーショントレーニングでは必要な能力を七つのコーディネーション能力に分け、これらの個々の能力を鍛える事ができます。
七つのコーディネーション能力は以下のとおりで

- 定位能力 味方や相手との位置関係、ボールやゴールとの距離感など、自分の位置を時間的、空間的な感覚から測る能力。
- 変換能力 突然の状況変化に対し、新しい条件に応じてすばやく動作を切り替える能力。
- 識別能力 視覚の働きと手足の動きを同調させ、動作のタイミングや力の入れ具合を正確に行う能力。
- 反応能力 競技開始などの合図をすばやく察知し、正確な反応と動作を行う能力。
- 連結能力 コンビネーション能力ともいわれる。上肢や下肢、体幹などの各部の力加減やスピード調節をしながら、体全体をむだなくスムーズに動かす能力。
- リズム能力 視覚や聴覚などで得た情報(リズム、タイミング)を自身でまねるために使う能力。大切な動作の習熟や、決定的瞬間をつかむために不可欠な能力である。
- バランス能力 空中や移動中の体のバランスを保ち、崩れたらすばやく立て直す能力。

コーディネーショントレーニングでは、これらのコーディネーション能力それぞれに働きかけるトレーニングを行って、体力と運動能力の向上を図ります。
上記七つの能力のうち、(2)変換能力、(5)連結能力、(6)リズム能力、(7)バランス能力を訓練します。
体幹トレーニング
発達障がい等を持っているお子さんは体の軸が歪んでいたりバランスのとり方や動かし方において支援が必要な場面が多いです。

ボールやトランポリン、マット等を使ったトレーニング
アビリティキッズでは運動器具を豊富に取り入れています。

スポーツセンターでの取り組み
スポーツセンターではバスケットボール、フライングディスク、ボッチャー、テニス、スラックライン、ボルダリングなど
様々な運動器具を活用しつつ経験を積み重ねスポーツ競技について興味関心を持ってもらえるよう取り組んでいます。また各スポーツに取り組んでいくことにより体幹や集中力、協調性、闘争心の向上にもつながる事を目的としています。






